ペナルティーエリアでのブレイクアウェイ成功率を上げる!!

GKコーチ必見!!![ペナルティーエリアでのブレイクアウェイの成功率を上げる!!]

 

鈴木です。

 

今回は、ペナルティーエリア内でのブレイクアウェイの状況での成功率を上げることをお話ししようと思います。

 

 

ペナルティーエリアでのブレイクアウェイの状況

 

先ずは、ペナルティーエリアでの主な状況を上げてみたいと思います。

・ペナルティーエリアに入ってきた、スルーパスを奪いにいく状況。

・相手のミス(コントロールミスなど)を見流さず奪いにいく状況。

・奪えない時は、身体で面積を作り身体にボールを当てる状況。

・相手のドリブルに対してジョッキーしゴールから遠ざける状況。

主にこのような状況が上げられると思います。

 

ペナルティーエリアのゾーン理解

 

先ずは、こちらの図をイメージしてもらいたと思います。

このようなラインを引き、選手達によりわかりやすく私は説明しているようにしています。

今回は、このような①〜④といった形でゴールキーパーが状況での予測(判断)をしやすくします。

あくまで、大ピンチを防ぐ確率を上げていくということになります。

ゾーンを切り取り、説明していこうと思います。

ゾーン①

 

先ずは、ゾーン①の説明をしていきます。

 

ゾーン①では、相手からボールを確実に「奪える」・「クリアー」できる状況でないとゾーン①までゴールキーパーが飛び出すことは難しい(リスク)かと思います。

 

不用意に飛び出す事で呆気なく失点してしまいます。

 

なぜか?!単純にゾーン①はゴールから遠いゾーンになるので、ゴールキーパーが飛び出すことによってリスクもあり簡単に失点してしまいます。

 

なので、予測・判断としてはリスクを負わないプレーを選択する必要があります。

このゾーンでゴールキーパーとして考えられるプレーは、確実に相手の攻撃をインターセプトできる状況が求められますので、プレーの成功率としては、80%〜95%成功できなければゴールキーパーが飛び出す必要はないかと思います。

 

 

ゾーン②

 

続いてゾーン②になりますが。このゾーンがもっとも重要なゾーンになるのではないかと思います。

ブレイクアウェイの状況で、ゴールキーパーがもっとも判断するのが難しい場所だと思っています。

ゴールキーパーにとって多くを求められる場所になります。

つまり、予測・判断としては相手のミスを逃さず奪いにいくことも必要ですし、相手からボールが奪えない時に身体で面積を作りゴールを守る事が必要とされる場所だからです。

どちらにしても、ゴールキーパーからすると立ち位置も踏まえた上でゴールから近いようで遠い、遠いようで近いゾーンになると思います。

では、どういった事が必要になってくるのか?!

例えば、このゾーン②で相手とボールが侵入してきた時、シュートを止めることを判断し、そのポジションをとったとしましょう。相手とボールの距離が近くシュートに対して反応できるかどうか?!という問題が出てきそうです。

では、反応できる時間を作る為にシュートを止めるポジションを下げた(ゴールに近いポジション)としましょう。そうすると、シュートコースが広くなりこれもまたシュートを止めれるか?!という問題が出そうです。

私が思うに、このゾーンでは比較的相手とボールにアプローチしていく必要があるように思います。

しかもどちらかというと、突撃型のアプローチが必要だとおもっています。

相手の方が有利な状況の中で相手のミスからボールを奪うことも予測しつつ、相手の足元付近にボールがあるためシュートが飛んでくることも予測しないといけません。

その中で、突撃型アプローチを行いシュートコースを無くし、奪うことと身体の面積でゴールを守らないといけないゾーンになるかと思います。

あとは、身体の面積の作り方の判断になります。

ボールと相手とゴールキーパーの距離によっても変わってくると思います。

ボールと相手の距離が離れている場合は、ゴールキーパーはアプローチチャンスなので最短距離でボールに行く必要があります。なので突撃型アプローチフロントダイビングでボールを奪う事とフロントダイビングブロックが必要になってきます。

 

ゴールキーパーから、ボールと相手の距離が近い場合は、ゴールキーパーはアプローチし、身体の面積でシュートを止める事が必要になってきます。

 

 

要するにまとめると、相手のミスからボールを奪う事50%身体の面積でゴールを守る事50%が予測・判断として必要になってきます。

その中でも、身体の面積の作り方には状況によって2つの作り方が必要とされるゾーンになります。

 

 

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ゾーン③

 

もっともゴールから近いゾーン③の説明をします。

このゾーンでは、逆にゴールから近いためシュートコースが狭い状況になります。

どちらかというと相手のミスでボールを奪うという状況は少ないように思います。もちろん奪える状況があるのであれば奪いに行くべきだと思います。

なので、必要とされることは身体で面積を作りゴールを守るという事がどちらかというと必要になる事が言えます。

ゾーン②では、奪う事状況50%面積で守る状況50%の予測と判断が必要とされましたが、ゾーン③ではどちらかというとボールを奪える状況30%身体の面積でゴールを守る状況70%が言えます。

身体の面積の作り方が重要になってきます。シュートコースが狭いという事がありますので、どちらかというと台形型の面積を作ることによって身体にボールを当てる確率が高くなります。

 

ゾーン④

 

最後にゾーン④になります。

このゾーンでは、ゾーン①と考えが近いものがあります。

ゴールキーパーが、ゾーン④に行くことによって単純にゴールから離れてしまうことになりゴールから遠くなります。

なので、ゾーン④でのプレーの求められる成功率はゾーン①と同じになる事が言えます。

 

 

 

まとめ

 

今回お話しした事が、全てだとは思っていませんし思わないでほしいと思っています。

ペナルティーエリア内でのブレイクアウェイの状況の中で成功の確率を上げるために、このような理解も必要だと思っています。

ゾーンを作ることによって、起きる状況(シーン)の確率で予測と判断をしやすくし、それによってゴールキーパーは決断し行動に移しやすくなると思います。

 

皆さんにも、あくまで参考にして頂ければと思っています(笑)

 

ゾーンの理解を踏まえたトレーニング映像。

 

 

GKコーチの方で、ご相談のある方はこちらからご連絡下さい(笑)

 

鈴木勝久
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